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宝くじやロト6に関連した詐欺に注意

数字選択式宝くじのロゴ

宝くじやロト6は、国が運営する(実際の運営は大手銀行等に委託)公営ギャンブルの一種です。
その特徴は最高で数億円にも及ぶ非常に高額な当選金額ももちろんですが、その当選金に対しては「非課税」である点も見逃せません。他の公営ギャンブル、例えば競馬の的中払い戻し金は一時所得として課税対象になりますので、競馬で1億円払い戻しするのと宝くじで1億円当たるのとでは、実質の金銭的価値は後者の方が圧倒的に高いと言えます。

非課税で数億円もの大金が手に入る。そんなシチュエーションを誰もが一度は妄想したことがあるのではないでしょうか?そんな妄想や欲望を狙った詐欺に注意しましょう。
ここでは宝くじ、中でもロト6を通じた詐欺の手口や注意点についてまとめています。そして、万が一お金を払ってしまったときに、そのお金を取り返すことはできるのか、やるべきことについても併せて解説いたします。

当選番号教えます!

高齢者を騙す詐欺師

ある日突然メールや電話で「当選番号を教える」といった旨の連絡がきます。その際には大手銀行の子会社や大企業の関連会社の者であることを装い、なるべく警戒をさせないような工夫がされている場合がほとんどです。もちろんその肩書自体が真っ赤な嘘な訳ですし、大抵の人は信じないでしょう。しかしそれを真に受けてしまう人は一定数います。詐欺師はそういった人達が引っかかるまで、ただひたすら機械的にメールや電話を繰り返します。

一度安心して警戒を解いてしまうと、その後は多少おかしな話でも信じ込んでしまう、人間の心理とはそのようにできています。
では、具体的な手口を見ていきましょう。

ボールにICチップ

ロト6を始めとする数字選択式の宝くじ抽選は毎日18:45から行われています。(ロト6は毎週月曜日と木曜日)抽選会は基本的に東京宝くじドリーム館、という場所で行われ、その様子はインターネットのライブ中継で観ることもできます。

観ての通り、独自の抽選機を使って数字の書かれたボールを選びだし、当選番号は決められます。立会人が二人いて、当然ながら不正などはできないようになっています。
この抽選用のボールにICチップが埋め込まれていて、機械的に出目を操作することができる、という触れ込みから騙しにかかってくる手口があります。操作によってあらかじめ決まっている当選番号を独自の情報網から手に入れることができる、といった具合です。

信じ込ませるための常套手段

とは言え、ICチップの話を聞いただけでは根拠に乏しいこともあり、信じる人はなかなかいません。そこで次の手を打ってきます。
前述した通り、ロト6の抽選は18:45から行われますが、その結果は宝くじの公式サイト上や翌日の朝刊などに記載されます。公式サイトにはすぐに結果が反映されますが、翌朝の朝刊までにはかなりのタイムラグがあります。これを利用して、詐欺グループは18:45の結果が出た後、連絡をしてきます。
ためしに明日の朝刊で発表される当選番号をお教えします。

的中に驚く男性

朝刊を見てびっくり!本当に当たっている…
被害者は、前日の18:45にライブ中継で抽選が行われていることを知らず、相手に言われるがまま朝刊での結果発表を信じ切ってしまったのです。

もちろん中にはそこで「おかしい、抽選は18:45にもう済んでいるはず!」と気付く人もいます。そうなったら詐欺師はあっさり手を引きます。そして次のカモをまた探しにいきます。
ネットリテラシーの低い高齢者など、そもそもインターネットを使う習慣がない人だと、こんな話でもあっさり信じてしまったりするものです。詐欺師は、そういった相手がひっかかるのをひたすら待ち続けています。

自分だけが選ばれたという特別感

ここまで信じ込んでいる相手が見つかると、詐欺師は一気に畳みかけてきます。次の当選情報を単純に売ってくるのではなく、この情報は「選ばれた特別な人しか買うことができない」といったニュアンスで審査を受けるように提案してきます。実際にあった事例では、審査に際して、当選金の使い道を作文にして提出させられたりすることもあったようです。わざと手間をかけさせた上、多くの人の中から審査を通過して選ばれた、という特別感を演出することにより生まれる高揚感が、冷静な判断力を損なわせるのです。

もちろん情報料は高額です。それだけに情報の購入は少し考えたい、と言う人も多いのですが、この「限定」という演出がそこにもうまく効いています。
「ここで購入を決めなければキャンセル扱いとなり、他の方に権利が移行します。」
ここまできてチャンスを逃すわけにはいかない、という焦りから高額な情報料を支払ってしまった。こういったパターンが非常に多いです。

当選金が高額なため要求されるお金も大きくなる傾向

数億円にも及ぶ宝くじの当選金

宝くじには様々な種類がありますが、その中でもロト6は当選金が高額な部類に入ります。
1等の当選金は2億円、キャリーオーバー時の最高当選金額はなんと6億円です。

それだけ詐欺グループからしても煽りに使える要素が多く、騙し取ろうとする金額も大きくなる傾向にあります。
情報料として数百万円もの請求をしてくることも珍しくなく、相手があまりの高額さに躊躇したとしてもまったく引きません。
「情報を買えば大金が手に入るからそれですぐにペイできますよ!」
などといって払わせるように仕向けます。

どうしてもお金が用意できなそうな相手にも、
一部を前入金してもらい、残りは当選金が入ってから払ってください。」
分割払いもできますよ。」
などと言い、いま払える分だけでも払わせるように働きかけてきます。

当然ながら、当選番号が事前にわかるような情報など存在しない以上、大金が手に入ることはありません。
情報を買って初めての当選発表時、大金が手に入るのだと本気で期待しつつ、結果を確認するもののはずれ。詐欺グループの言い分はだいたいこんな感じになります。
情報漏洩してしまったために、急遽当選番号が変えられてしまった。お詫びに次の情報は格安で販売します。」
この期に及んでさらに情報料を取りにきます。
被害者は、もしかして騙された…?という不安がよぎりつつも、すでに支払ってしまったお金(コスト)を取り返したい気持ち騙されたという現実を認めたくない気持ちから、抜け出せず、被害金額が膨らむケースも多いようです。

お金を払ってしまったら

この相手は始めからお金を騙し取ることを目的とした詐欺グループです。一度払ってしまったお金を取り返すのは、基本的に難しいと考えた方が良いでしょう。
返金をさせるためには、相手の連絡先や住所などコンタクトを取るための情報が絶対的に必要となります。
しかし真っ当な事業をしているような相手ではない以上、これらの情報がそもそも手に入らない可能性が高いです。電話やメールのみのやりとりで素性は明かさないですし、お金を払わせる際も銀行口座を使わず、宅配便などを利用して足がつかないようにしているケースがほとんどです。

ただし、相手が素性のわからない幽霊会社であったとしても、まったく返金の事例がないわけではありません。通話の録音やメールの記録、送金先の情報などを足掛かりにすることができる場合もあります。いずれにせよ、これは時間との勝負でもあります。騙されたとわかったら、すぐに行動を起こしましょう。

いずれにせよ、これは時間との勝負でもあります。騙されたとわかったら、すぐに行動を起こしましょう。

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